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北京で映画を観て気づいた、映画館と文化のちがい

北京に住んでいた頃、家族でよく映画館へ映画を観に行っていました。
日本との違いでまず驚いたのは 料金システム。映画館によって価格が違い、さらにスクリーンごとに料金が変わるという、少し独特な仕組みです。こうした違いに触れるたびに、「ああ、海外で暮らしているんだ」と実感しました。

そんなある日、コロナ禍で観客が少なかった時期に、家族でクレヨンしんちゃんの映画を観に行きました。館内に入ると、なんと観客は 私たち3人だけ

さらに驚いたのは、子ども向けスクリーンの豪華さです。
私の身長より高い滑り台、スクリーン前のボールプール、ふかふかのソファ席。
子どもたちは遊びながら映画を観て、私はソファでくつろぐという、まるで遊び場のような映画体験でした。

■ 海外版の映画は少し内容が違う?

文化の違いを実感したのは、もうひとつ。

観たのは
「しん次元!クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 とべとべ手巻き寿司」

オープニングで、しんちゃんが“みさえのブラジャーを目に当てて登場”するシーンがありますが、中国上映版では アイマスク に変更されていました。

おそらく「ブラジャー=性的」と判断されたのでしょう。
しかし、しんちゃんのおしりはそのまま……
こうした基準の違いも、海外で映画を観る面白さのひとつです。

こんな小さな発見ひとつで、中国語や中国文化への興味がぐっと深まるんですよね。


📘 今日の中国語豆知識(映画館で役立つ単語)

映画館でよく見かける中国語を3つご紹介します。

① 电影 (diànyǐng)

意味:映画
👉 映画館=电影院(diànyǐngyuàn)

② 票价 (piàojià)

意味:チケット料金

③ 儿童厅 (értóng tīng)

意味:キッズ向けシアター
滑り台や遊び場付きのスクリーンはこう表示されます。


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